トピックス−茶業会議所広報
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第68号

平成17年8月31日発行

【平成17年度 事業報告】
  茶品種普及対策事業
  大消費地におけるシンポジウムイベント
  提案型体験緑茶講座「喫茶楽塾」の開催
  情報誌「ぐるぐるマップ」の制作
  県知事への新茶贈呈
  茶業会議所新役員決まる
  平成17年度 杉山彦三郎賞表彰
  平成17年度 茶業功績者表彰

【平成16年度 決算】
  茶業振興費の徴収と交付
  平成16年度 事業報告



茶品種普及対策事業
 日本茶インストラクターの協力を得て、県内や首都圏において消費者・茶商を対象に品種茶を試飲させ、香 りや味の特徴を認識してもらい、品種茶のPRを行った。また、品種の特徴を捉えての仕上げ加工やブレンド 方法の紹介をするとともに、品種茶単品での販売方法など、これからの茶専門店として茶の楽しみ方の1つの 方法を消費者にアピールできるよう事業を進めた。

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大消費地におけるシンポジウムイベント
 首都圏を中心に、生活者の視点にたち「静岡茶」の良さをPRするシンポジウムイベントを実施しました。
 昨年好評であった母の日ギフトと新茶PRのため、東京の椿山荘において「ティートーク&新茶ティ ーパーティー」を実施し、今後も東京の有名ホテルや観光スポットにおいて、年間を通じてイベン トを開催し静岡茶をPRしていきます。

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提案型体験緑茶講座「喫茶楽塾」の開催
 「緑茶は食事のときだけ飲むもの」「地味なもの」といった緑茶に村する固定イメージの一新と新たな広がり と楽しみ方を提案する講座を昨年に引き続き大消費地である首都圏を中心に開催しました。

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情報誌「ぐるぐるマップ」の制作
 昨年好評であった「ぐるぐるマップ静岡茶本舗Vol.2」を製作し、保存版として各公共施設等に配布 しました。今回は、冷茶をメインテーマに静岡茶に関する施設などを紹介しております。

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県知事への新茶贈呈
 新茶シーズンのPRとして、平成17年4月27日、日本平の舞台芸術公園において開催されたO-CHA &アートフェスティパル「静岡新茶初摘み大茶会」の中で、県内7市町村の茶娘と本会会員代表が招待客 170人の前で県知事へ新茶を手渡しました。このイペントはテレビ、新聞などで多数報道されました。

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茶業会議所新役員決まる
 平成17年6月25日、県茶業会館において通常総会が開かれ、任期満了に伴う役員改選で、会頭に柳澤伯夫氏 が再任されました。
 副会頭は、県茶商工業協同組合の岩崎功氏と県経済農業協同組合連合会の和田正美氏が選出されました。
 なお、新役員は下記の通りとなりました。
役 職 名 氏  名 選出団体
 会  頭  柳澤 伯夫  茶業会議所(学識経験者)
 副 会 頭  岩崎  功  県茶商
   同    和田 正美  県経済連
 専務理事  青野ダイチ  茶業会議所(学識経験者)
 理  事  戸塚 進也  茶業会議所(学識経験者)
   同    天野  一  茶業会議所(学識経験者)
   同    藁科喜三郎  茶業会議所(学識経験者)
   同    原田 令嗣  茶業会議所(学識経験者)
   同    中川 致之  茶業会議所(学識経験者)
   同    大石 眞吾  県経済連(JA富士市)
   同    深沢勝太郎  県経済連(JAしみず)
   同    天野 武而  県経済連(JA大井川)
   同    板倉小右衛門  県経済連(JAハイナン)
   同    田中 鉄男  県経済連(JA掛川市)
   同    松田 康男  県茶商
   同    鈴木 毅志  県茶商
   同    鈴木 忠廣  県茶商
   同    芝田  修  県茶商
   同    望月  浩  県茶商
 監  事  村松多加次  県経済連(JA遠州中央)
   同    伊東 義孝  県経済連
   同    一言 正廣  県茶商
   同    高森  功  県茶商

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平成17年度 杉山彦三郎賞表彰

 茶業会議所に事務局を置く杉山彦三郎翁顕彰会では、平成17年5月2日、駿府公園マロニエ広場にて 茶業功績者5名を表彰しました。受賞者は次のとおりです。
  ■杉山彦三郎賞表彰(敬称略)

   茶品種改良・普及功績賞
     苅和 久雄(76)

   茶業振興功労賞
     高橋 字正(61)
     青木 徳嗣(63)
     野中 久可(69)
     近藤 幸雄(77)

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平成17年度 茶業功績者表彰
 茶業発展向上に関して特に顕著な功績のあった者及び集団を表彰し、茶業者の活動を促進し茶業の振 興に資することを目的とする平成17年度茶業功績者表彰が平成17年6月25日、茶業会議所通常総会の 席上行われました。受賞者は次のとおりです。
 ■茶業功績者表彰(敬称略)
   成島   清(71)
   多々良浩書(67)
   和田  宜久(63)
   櫻田   勲(62)

 ※成島氏は平成17年7月9日
  ご逝去されました。謹んで
  ご冥福をお祈りいたします。


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平成16年度決算 茶業振興費の徴収と交付

平成17年6月25日(土)茶業会館において通常総会が開催され、次のとおり承認されました。

皆様の茶業振興費はこのように使われました。
 皆様のご協力によりまして納入された、平成16年度茶業振興費は、3億1千360万9千830円となり
下記のとおり交付され各事業へ有効に使われました。

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平成16年度 事業報告


1.茶業振興総合対策事業
(1)生産改善対策事業(県経済連へ) 26,041干円
 ア.産地確立対策 10,257干円
 茶品種普及推進のため母樹園を設置し品種茶苗木供給体制の整備を図った。茶流通状況調査や荒茶近 赤外分析を行い、製茶指導に活用した。品種茶を収集し品種茶互評会を実施し、品種茶普及のための基 礎データとした。

 イ.衛生管理による静岡茶ブランドの再構築 3,045干円
 安全・安心な茶の供給のため、茶工場での異物混入防止、衛生管理指導とトレーサビリティのための 栽培履歴記帳の徹底を図った。また、製茶工場の出荷製品についても適正表示のための指導を実施した。

 ウ.環境保全型茶業の確立 4,284干円
 肥料・農薬の適正使用の指導徹底やECセンサーシステムの活用、減肥対策を図りつつ品質の保持に 努めるための環境対策研修会、防除研修会を開催した。

 エ.人づくり 8,455千円
 JA茶担当職員、茶業後継者・女性茶業者、共同工場代表者、製茶業者等を対象とした研修会を開催した。

(2)静岡茶統一宣伝事業(県茶商へ) 76,484千円
 ア.大消費地におけるシンポジウムイベントの開催 52,807千円
 30〜50代の女性を主に対象とした「シンポジウムイベント」を首都圏中心に5回開催し、新たな緑茶 のファンづくりに努めた。

 イ.静岡茶処体験バスツアー 6,232千円
 静岡茶の魅力をより深く理解してもらうため、県内各施設での各種体験と静岡茶市場での茶のブレン ド体験講座などを行った。

 ウ.静岡茶処特集版情報誌の制作 7,090千円
 静岡県内の産地、景色、温泉、食べどころや各種施設等を紹介する情報誌ぐるぐるマップ「しずおか茶 本舗」を制作した。

 エ.緑茶教室の開催 2,000千円
 静岡県内の小・中学生から一般の主婦、OL等を対象とした緑茶教室を各地で開催し、お茶の基礎知 識と、おいしい入れ方等の普及啓発活動を展開した。

 オ.提案型体験緑茶講座「喫茶楽塾」の開催 8,355千円
 緑茶の持つ固定イメージを一新させ、本格的な緑茶ファン層の開拓とそこからの波及効果を図った。

(3)手もみ製茶対策事業(県茶手操保存会へ) 1,808千円
 
 手揉製茶法の後継者養成講習会・研修会を開催するとともにビデオ新手揉製茶法手使い細部要領を作 成し、手揉技術の保存伝承を図るとともに、県内外において開催される各種イベントで実演を行い、消 費者に上級茶をPRした。

(4)総合調整対策事業 22,051千円
 ア.茶多用途利用推進事業  2,267千円
「世界お茶まつり」において茶関連商品の展示をおこなった。新潟県中越地震に際し静岡茶ボトル缶 10,000本を贈り、被災者を見舞うとともに、マスコミにも取り上げられた。

 イ.茶基盤整備推進事業 4,394千円
 基盤整備の意識高揚のため、一般農家を対象としたパンフレットを作成した。また、直営施行推進の ため、指導に当たる農林事務所、農協、市町村の担当者用マニュアルを作成した。今後の中山間地域茶業 の活性化を図るとともに流通関係者の理解を深めるため、静岡県農協中央会がまとめた「21世紀静岡県 農協再編プラン・中山間地域茶業編」を増刷配布した。

 ウ.茶品種普及対策事業 7,147千円
 消費者対象啓発事業として、県外(OZONE夏の大茶会2004、食育コンクール)県内(世界お茶まつ り、茶学術研究会30周年記念シンポジウム、高松宮妃おひなさま展)などにおいて品種茶のサンプル配 布と啓発を行った。また、茶商対象啓発事業として、県外茶商を対象に静岡茶求評会(仙台)、茶業関連商 品展示会(東京)において品種茶をPRした。

 エ.パンフレット発行 2,054千円

 オ.トレサビリティー推進事業 6,189千円
 生葉生産履歴様式の統一化と説明会を開催。

(5)安心安全強化・新需要創造事業 6,034千円
 消費者に信頼される安全・安心クリーンな静岡茶作りを進めるため、研修会の開催や啓発用マニュア ルビデオを制作した。

2.委員会等開催費 748千円

3.広報・情報収集、発信事業 2,160千円
(1)茶業会議所広報の発行 1,662千円
(2)情報収集及び情報発信 498千円

4.茶効能等推進事業 5,262千円
 茶学術研究会への支援及び茶効能研究に対する支援ならびに助成。

5.茶業振興対策事業 1,667千円
 各種茶業大会への副賞交付や日本茶インストラクター協会静岡県支部及び杉山彦三郎翁顕彰会への助成等。

6.全国お茶まつり対策事業積立 5,000千円

7.管理費 35,840千円

8.負担金 5,345千円

9.特別会計繰入 15,790千円

10.交付金 県茶商 94,914千円 経済連 75,376千円

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