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農薬・添加物について

obj_faq_q.gif 緑茶には化学調味料が入っていると聞いたことがあるが、本当か?体に悪くないのか?高級茶、特に玉露など、おいしいと思われるお茶に入っているのか?

obj_faq_a.gif 静岡県には製茶取締条例があり、製造あるいは販売するお茶に、異物を混入する場合、県知事の許可が必要となっています。今までに許可されたものは、金箔や食物繊維など、もっぱら別の付加価値を付ける材料で、お茶本来の味や色、香りを操作する目的のないものです。したがって、静岡県では化学調味料などによる味付けや薬剤による着色はまず許可されません。
静岡県の茶業者は自然志向の健康飲料「緑茶」に対する味や色などの操作はいっさいしないものと考えています。
しかし全国的に見ると、ある地方では化学調味料で味を付けて販売されている例があります。それが一般的でない地域では意外に感じられると思いますが、カルチャーの違いとでも言いましょうか、「こんぶ茶」のイメージでお茶が飲まれるのでしょう。その地域では、それが入っているほうが売れ、それがニーズなのかも知れません。
これを非難することはできないと思います。そのようなお茶も食品衛生法では、添加物の表示をすれば問題ないのです。
さて、高級茶の添加物疑惑については、表現の方法が適切か疑問ですが、玉露などはもともと「海苔」のような味とも言えます。飲み慣れていない方にはあまりに濃厚すぎて、何か入っているんじゃないかと誤解される場合があるようです。試しに普段お使いのお茶を10グラムくらい急須に入れ、急須の中に積み重なった茶葉が浮くか浮かないかくらいの少量のお湯を注ぎ、20秒くらいで茶碗に絞り出して見て下さい。これがお茶本来の旨味です。