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お茶の流通・販売・広告について

obj_faq_q.gif お総合機能性飲料である緑茶の効用が、全国的に知られているのか疑問に思う。よく知られていれば、もっと需要が拡大するのではと思いますが?

obj_faq_a.gif 最近の広告は、やはりお茶の効能を前面に押し出した内容となっています。それで消費量が増加したかというと、緑茶があまりに日常のものとなってしまっているせいか、1杯飲むものが2杯になったとはいえないようです。
総務庁家計調査の緑茶(リーフ)の購入量は、昭和47年(2149グラム)をピークとしてからの減少傾向は止まったものの横這いといえる状態です。(平成8年は1242グラム) 緑茶ドリンクが飛躍的に売れ、その原料茶が大量に使われ、この統計に現れない需要となっているのかと考えてみても、緑茶ドリンク用のリーフの量は単純計算で3800トン程度(平成8年)です。例えば緑茶ドリンクの250ccあたりのリーフ使用量は2グラム程で、これは急須で入れるよりも少なく(250ccが二煎分として3~5グラム)緑茶ドリンク需要増加は消費拡大に必ずしもプラスに働いていないようです。
緑茶ドリンクよりも、家庭で緑茶リーフをたくさん飲んでいただけるよう、さらに緑茶を飲む習慣のない方に緑茶の良さをアピールする宣伝告知が重要と考えます。